熊野三山(那智大社、速玉大社、本宮大社)巡りと熊野妙法山、阿弥陀寺へ(2022/05/14~)
那智大社の麓の大門坂を本日は少しだけ歩きます
立派な木がたくさん
石畳の道が続きます
石畳に苔が付いてるのがいい雰囲気ですね
今日みたいな曇りの日の雰囲気がちょうど良いかも
階段を上っていきます
地面が濡れててすべる・・・
多富気王子へと到着
これぞ熊野古道という雰囲気
平安衣装でも着るとすごい合うんでしょうが。衣装のレンタル屋さんも入口にあります。
本日は母と一緒で、足が悪い為、早々に引き戻ります。
大門坂入口にある夫婦杉
勝浦にある愉快リゾートへと
ロビー
向かいに見えるのが船で行くので有名なホテル浦島です。
昨日の大門坂の上にある、那智の滝へやってきました。
雨の後という事もあり、水量もなかなか!
那智の滝自身が神として祭られており、手前に鳥居があります
落差は日本一だそう
飛龍神社というのか・・・
滝へはこの階段を下りていきます。帰りが登りになります
上から見た図
ここも石畳でいい雰囲気です
まさに神聖な雰囲気
そして車で有料道路を登り、西国巡礼の1番札所の青岸渡寺へ。すぐ隣が熊野那智大社で、ここへは平清盛も参詣したそう。京都からはるばる参りにきてたんだよな~
ここからの振り返りの那智の滝の絵も素晴らしい
手を清めてから
西国巡礼は33か所でしたっけ?それのスタートがこのお寺です。
そして青岸渡寺のすぐ隣に熊野那智大社が並んでいるという、珍しい場所です。
朱色の建物が美しい
そして少し下った場所から見える景色がこれ
有名な構図です
那智の滝の水量も多いので、いい絵になりました
そして、これはだいぶマイナーなスポットになりますが、車でさらに山を登っていきます
ほぼほぼ山の頂上にある阿弥陀寺にやって参りました。
車で細い道をウネウネと進む事約20分ほどです
母が言うには、人が死ぬと、まずはここに鐘をつきにこないといけないらしく、生きている間についておけば、死んでからは来なくていいんだとか・・・
こちらが「ひとつ鐘」
書かれている文章
「亡者の熊野詣で」と伝えられ人が亡くなると、幽魂は必ず妙法山に参り
この鐘を撞いてからあの世に旅立って行くと言われています。
現世での安穏の為、
また亡き大切な人が、安らかに成仏できるようにとの願いを込めて
1つ撞くことを習わしとします。
ひとつ鐘を撞かれる時は、おまもり(血脈)をお受けください。
浄財の部分にお金100円を入れ、鐘を1回だけつき、おまもりをもらいます。
こちらが鐘
人が亡くなると誰もいないのにこの鐘がひとつ小さく鳴り響くと伝えられてきたそうです。
寺の中は結構広く、色々と回ってみます
熊野三山自体が黄泉の国に近い場所とされてきていますが、その聖地の中でもここが一番あの世に近い場所でしょうね・・・
あまりここまでは来る人いないと思いますが。
こちらが寺の入り口
寺の駐車場からは勝浦と太平洋が見渡せます。
まさにあの世の入り口に近い場所!
そして車で移動し新宮市の熊野速玉大社へとやって参りました。
これ、今回我々は完全に順番逆に回っていますが、正しくは熊野本宮大社→速玉大社→那智大社の順番です。
昔は本宮大社からは熊野川を利用して、船を使ってここまで下ってきたそうです。
本宮から新宮までは旅の中でも一番楽な部分ですね。
君が代にも出てくる「さざれ石」がありました
この速玉大社と、那智大社は朱色の建物ですが、本宮大社だけは違います。
こちらは別日になりますが、熊野本宮大社へやって参りました。
この日は6月6日に行われる「梅の日」との事で旗がたてられていました
ここは階段がなかなかハード
熊野の地は八咫烏で有名です。その昔、神武天皇を案内したのがこのカラスなんだとか
階段を上ると本殿があります
旗にもヤタガラスの絵が
こちらは那智大社、速玉大社の朱色とは違う木目調の神殿
京都から熊野古道を歩いてきてたどり着くのがこの場所です。
しかし昔はこの場所ではなく、下の熊野川の中州に本宮大社はありました
こちらがその絵。1889年(明治22年)の洪水により流され、現在の高台に移築されました。それまではあえて橋をかけず、川へ足を入れ、身を清めながら渡り、参拝したんだそうです。
現在その場所には日本一の大鳥居が立てられ、その向こう側には旧社殿跡が残っております。現在の本宮大社の2倍の規模の社殿があったそうです。
是非皆様はこれの逆の順で本宮大社から回る熊野詣でをしてみてください。
それでは!